トランプ景気の行方

ロイターには、『トランプ大統領、オバマケア代替法案を撤回』と見出しが躍る。医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の下院採決について、共和党指導部に取り止めるよう指示。可決に必要な支持獲得に極めて近いところまで来たが、民主党の支持も得られず採決に持ち込めなかったと述べ、次はおそらく税制改革に取り組むと語った。とある。

そうしたニュースには、市場ではトランプ政権が医療保健問題に完全に手足を縛られ、身動きできなくなるのではないかとの懸念が出ていた。医療保健問題がこうした形でクリアされたことで、規制改革や減税などそれほど複雑ではなく実行可能な案件に着手できると、市場では楽観的な見方が出ているのではないか。

これほど複雑で大きな費用が絡む案件が棚上げにされたことはプラス方向の動きのように見える。今後、減税のようにそれほど難しくない案件に歩を進めることができる。ともある。

つまり、株に関して平たく言えば、トランプ景気は継続すると見ているようだ。

株は、期待で値上がりし、現実で下がると言われる。円安に為替が動けば、輸出関連株が上がる。為替の事だから、明日には下がるかも知れないのにだ。しかも、企業の業績は、1年と言う長い年月が必要なのに、株が上がる。逆も真なりで、常に変動する。その意味では、正しい予測なのかも知れないが、その想定有効期間とでも言おうか、長さは、示されていない。

つまり、用心深く見れば、悪い事ではなさそうだが、分からないとした方が良さそうだ。株価を当てる事は、そもそもできない。それが実は、真実ではなかろうか。